苦痛の少ない胃カメラ

胃カメラの必要性

胃、食道、十二指腸の病変を
早期発見できる胃カメラ(胃内視鏡検査)

胃カメラの必要性

胃カメラは、正式には上部消化管内視鏡検査といい、胃だけでなく食道や十二指腸の様子も直接観察することができる優れた検査方法です。1950年に初めて胃カメラが開発されて以来、装置の開発が進み、現在はCCDを搭載した柔らかくて細いチューブを胃の中に送り込み、カメラの映像を解析した画像がモニターに映し出されます。
胃の検査としては、昔から行われているバリウム検査もありますが、「初期の異変がわかりづらい」「色調の変化がわからない」といったデメリットがあります。また、バリウム検査で異常が見つかると、さらに精密なデータを取るために胃カメラを行いますので、最初から胃カメラを選択されるほうがおすすめです。

こんな方は胃カメラを受けるようにしましょう

胃に不快感のある方、喫煙・飲酒歴の長い方は
胃カメラによる検査をおすすめします

こんな方は胃カメラを受けるようにしましょう

次のようなことに心当たりはありませんか?

  • よく胃が痛くなる
  • 胃がむかむかする
  • 胸焼けがする
  • げっぷをすることが多い
  • 食道がつかえる感じがする
  • 喉がイガイガする
  • 食欲がなくなった
  • 酸っぱいものが胃から上がってくる
  • 喫煙している
  • 今は禁煙しているが以前、喫煙していた
  • お酒を飲む量が多い

当院の胃カメラの特徴

鼻から入れる内視鏡で行う
苦痛の少ない胃カメラ検査

当院の胃カメラの特徴

胃カメラ(胃内視鏡検査)を受けて、「苦しい」「つらい」「吐き気が我慢できない」など、非常に苦しかったので二度とやりたくないと思っている方は多いのではないでしょうか。その苦痛の多くは口からではなく、鼻から入れるカメラを使用することで避けることができます。
従来の胃カメラは、口からカメラを挿入していたために喉で嘔吐反射が起き、苦しくなっていました。一方、経鼻内視鏡検査は鼻から通常よりもさらに細いカメラを入れるため、苦しさを感じにくくなっています。また、検査中に会話ができますので、何かあったら言葉で医師にお伝えいただくことも可能です。
当院では、有効な検査方法である胃カメラをより多くの方に受けていただくために、経鼻内視鏡で胃カメラ検査を実施しています。以前は画像解像度などの点から経鼻内視鏡検査は経口より精度が劣るといわれていましたが、近年は技術の進歩により経鼻内視鏡の画像解像度は経口と比較しても遜色ないものになっています。以前苦しい思いをされた方、何となく恐怖心をお持ちだった方も定期的に受けられていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

事前・事後ともにしっかりと診断、ご説明

検査の前にしっかりとご説明し、不安を解消するよう努めています。また、検査後にも画像をお見せしながらわかりやすくご説明いたします。

繊細な操作による迅速な検査

日本消化器内視鏡学会認定専門医の院長が、嘔吐反射をできるだけ起こさないように繊細な操作と正確で迅速な検査を心がけています。

検査後1時間で飲食が可能

経口より少ない麻酔量で済むので、お体への負担が軽減され、検査後1時間で普通に飲食が可能です(※)。
※組織検査をした場合、水は1時間後、食事は2時間後からとなります。
当院は世田谷区の胃がん内視鏡検診 登録施設です。

内視鏡検査の流れ

前日は夜9時までに
お食事を済ませてください

  • 1事前の診察で問診・診察があります。
    心配な症状や過去の検査結果、持病やアレルギーの有無、お薬の内服状況などを確認します。
  • 2検査前日の夕食は午後9時までに済ませてください。
  • 3検査当日の朝食は食べないでください。水以外は飲まないでください。
  • 4来院後、胃の中をきれいにする薬を飲んでいただきます。
  • 5ベッドにあおむけに寝ていただき、鼻の通りをよくする薬を鼻腔に散布します。
  • 6局所麻酔薬を塗布したゴムチューブを鼻腔に挿入します。これにより内視鏡が鼻腔を通過可能かどうかの確認をし、鼻粘膜に麻酔をかけます。
  • 7ベッドの上で左下向きに体勢を変えます。
  • 8鼻から内視鏡を挿入します。
  • 9検査中も会話は可能です。
  • 10検査時間は10分前後です。
  • 11検査後1時間から普通に飲食が可能です。ただし組織検査を行った場合には水は1時間後、食事は2時間後となり、さらに当日は飲酒を控えていただきます。
  • 12検査中に撮影した画像をお見せして検査結果をお話しします。組織検査を行った場合は後日結果をお話しします。

内視鏡検査の費用

※当院の内視鏡検査費用として以下にお示しします。こちらは概算によるもので、ほかに初・再診料、特定疾患管理料などが必要に応じて加算されます。

胃内視鏡検査(観察のみ)

(1割負担)1,400円
(2割負担)2,800円
(3割負担)4,200円

胃内視鏡検査(組織検査 1臓器)

(1割負担)2,600円
(2割負担)5,200円
(3割負担)7,800円

胃内視鏡検査(組織検査 2臓器)

(1割負担)3,800円
(2割負担)7,600円
(3割負担)11,400円

患者様からよくある質問

Q〈質問〉胃カメラは予約が必要ですか?何曜日に行っていますか?
A〈答え〉事前に診察を行った上で、予約を取っていただきます。休診日(木曜・日祝日)以外の毎日行っています。
Q〈質問〉検査前日の食事制限など注意事項はありますか?
A〈答え〉前日の午後9時までに夕食を済ませてください。
Q〈質問〉経口内視鏡のほうが優れた検査ができると聞いたのですが。
A〈答え〉技術的な進歩により、現在では経鼻内視鏡のような細い内視鏡でも良質な画像での検査が可能となっています。
Q〈質問〉経鼻内視鏡は誰でも受けられますか?
A〈答え〉ほとんどの方が問題なく受けられます。まれに鼻の手術を受けた方や鼻炎がある方などで鼻腔が狭く内視鏡が通らない方がいます。この際には、口からの挿入に変更いたしますが、口からの内視鏡検査でも太さ約6mmの細い内視鏡を使用しますので、通常の太さの内視鏡に比べて違和感は軽減されると思います。
Q〈質問〉胃カメラにかかる時間はどれくらいですか?
A〈答え〉胃カメラは朝8時20分にご来院いただきます。血圧測定・検査の流れの確認の後、鼻腔処置・のど麻酔を行います。
内視鏡検査自体は5~10分で終わります。検査を行った後、検査結果の説明をさせていただき、ご帰宅はおおむね9時過ぎとなります。
Q〈質問〉世田谷区胃がん内視鏡検診は受けられますか?
A〈答え〉当院で行っています。受診票を持参の上、一度事前にご来院ください。

お問い合わせはお気軽に

ささいなことでもお気軽にお問合せください

03-3425-0587